保健室の先生の専門誌『心とからだの健康』2019年1月号の記事「小学生のおねしょについて」で取り上げて頂きました。
【質問】
宿泊行事の前になると保護者から「おねしょ」の相談を受けることが多いです。
生活指導、病院受診のタイミング、宿泊対策を教えてください。(公立小学校 養護教諭)
【回答】
1.夜尿(おねしょ)の成り立ち
2.夜尿の原因と対策
3.生活指導
4.宿泊対策(学校との連携と家庭での工夫)
(一部だけ内容をご紹介します)
「生活指導」と「宿泊対策(学校との連携と家庭での工夫)」の中で、おねしょバイバイ.comのおねしょガードズボンなどをご紹介いただきました。
宿泊当日の対策は、「防水パンツ+おねしょガードズボン(長ズボンまたはハーフパンツ)」が基本です。
当日は、入浴後、脱衣所では普通のパンツを履き、寝る前に先生の所に「アレルギー性鼻炎の薬を飲む」とか、「点鼻をする」などの理由をつけて行きます。そして、そこであらかじめ預けておいた防水パンツもしくは紙オムツに履き替えます。翌朝はまた先生の所で履き替えます。
宿泊の対策としては、学校との連携(友だちにおねしょをしていることをわからないように対応すること)、家庭でできること両方を工夫して、本人とも話し合いながら宿泊行事を楽しみにしてほしい、という内容でした。
回答者: 公益社団法人 発達協会王子クリニック 竹内紀子先生
おねしょバイバイに寄せられるご相談の中には、「保健室の先生にどう話せばいいのか…」というものが時々あります。
理解と協力がもらえる先生だったらいいのですが、一人だけ特別扱いはできないので夜泊まらずに帰っては?と言われたというケースも。。。
(毎年いるから大丈夫ですよ、と言ってもらえることがほとんどだと思いますが!)
* 小学校入学時に月数回以上の 夜尿のあるケースは約10%、10歳過ぎての割 合は5%前後、その後、中学校時代に1~3 %まで減るとされています。
又、男子が異性である女性の養護教諭におねしょのことを知られたくない!と頑なに相談を拒むこともあるようです。
ですが、一番避けたいのは、お友達に見つかること。
おねしょをしてしまった際の着替える場所など、大人の協力があった方が絶対にいいので、養護の先生がこの記事を読んでおねしょのこと、対策のことをもっともっと知っていただければと思います。
〇宿泊行事の参考: