おねしょって何なのか?
わかってないと対処のしようもありません。
「気合が足りん!(`Δ´)」
「親の育て方が・・・゛(`ヘ´#)」
そんな迷信を口にする前に、正しい知識を身につけましょう!
「え、そうだったの!?(@ ̄Д ̄@;)」と、目からウロコなことって多いんですよ~。
さて、店長が読んだ本をご紹介していきます。
『夜はライオン』
長薗安浩/著
小学校6年生のマサは、野球部のキャプテン。
誰にも言えない悩み・・・それは、おねしょ。
修学旅行をどうやって乗り切るか、自分で調べたり眠らない特訓をしてみたり・・・
その悩み方が実にリアルで、「ああ、そうそう!」と思います。
個人的にはマサの修学旅行前に一泊旅行をしたい、という希望にお母さんが「わかった、なんとかするわ」と答えたとき、「いつもいろいろ・・・・・・ありがとう」とドア越しに頭を下げるというシーンにぐっときました。
完全に主人公より母親目線^^;
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『おねしょじゃんじゃん!』
竹内紀子/著 のる/絵
子どもの心をケアする絵本 かばくんとだいちゃんシリーズ
絵本の詳細はこちらから(PDF)
電子書籍の配信が開始されました。
ご注文はこちらから(別サイトです)。
もうすぐお兄ちゃんなのに、おねしょしてしかられただいちゃん。
ぽこぽこ山のたぬきせんにんが「おねしょのなくなるじゅもん」を知っていると聞いて、友達のかばくんとおおかみくんと一緒にぽこぽこ山にむかいます。
さあ、教えてもらったじゅもんとは・・・?
ネタばらしになってしまいますが、その「呪文」が、この本のタイトルです(^ー^)
以下、著者の言葉より~
おねしょのある子もない子も、そしておうちの方も、夜中に起きずにぐっすり眠ってください!というのが、今回のお願いです。そのためには「おねしょ じゃんじゃん!」という呪文と、さらに「寝る前の、ひとつ褒め(ほめ)」をおすすめします。毎晩、褒めることをさがすのは大変かもしれません。でも、今日一日無事に過ごせたことは、とてもありがたいことです。
「元気でよかった」と、ぎゅっと抱きしめたり、頭をなでたりしてあげてください。
おうちの方の笑顔は、お子さんの明日への自信につながります
ほんわかした絵に和みつつ、笑顔でおねしょ卒業を待ちたいですね♪
著者の竹内先生より、おねしょの対策&生活指導についてアドバイスを頂きました!
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『おねしょの名人』
山田 真(著), 柳生 弦一郎 (イラスト)
あのねぇ、ぼくは、まいばん「おねしょ」してるんだあ。
だから、おとうさんがぼくのことを「おねしょの名人」っていうんだよ。
こんなセリフから始まるこの本、何やら楽しげな「ぼく=おねしょの名人」と一緒に、
・おしっこが出るしくみ
・おねしょの原因って?
・こどもが「おねしょ」するのは、ふつうのことだ!!
と、順を追って著者(お医者さん)から教わっていきます。
大好きです、この本。 お子さんと一緒に楽しく読みたいです。
それから「おねしょ」を理解してもらいたいまわりの大人の方にも、自分がイライラした時とかにもね(笑)
おねしょも子どもの個性の一つととらえて、「名人」なんて呼んでしまうポジティブ発想、いいなぁ。
さすが福音館書店、素敵な本を出されてます!
図書館にもあるかもしれない。
ぜひ一度探して読んでみてくださいね。
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新 おねしょなんかこわくない-子どもから大人まで最新の治療法
帆足 英一/著
おねしょさんを子どもに持つ親なら必ず読んでおきたい定番書!
「おねしょねっと」という夜尿症のホームページでもおなじみ、帆足英一先生の本です。
店長が初めておねしょに対する正しい知識を得たのも、この本でした
生活の三原則「起こさず、あせらず、おこらず」なんてカケラも知らずに、「もう小学生なのに~」とあせって、毎晩無理に起こして、本人に治す気がない!と怒って・・・
真逆をやってましたね:( °д°)
うちの子は、もう布団の裏までしみるような「ぐっしょり型」。
つまり、夜中のおしっこ量を減らしてくれる「抗利尿ホルモン」が十分出ていない。
では、その抗利尿ホルモンが出るようにするには・・・?
夜、ぐっすり寝ることが一番なのだそうです。
つまり、親も子もつらい思いをして夜中に起こすのは、逆効果。。。^^;
おねしょのしまつが大変な親の気持ちにも、おねしょが治らなくて、叱られて悲しい思いをしている子どもの気持ちにも寄り添ってくれる本です。
我が家は、これを読んで
「よし、長期戦で行こう!おむつはいて、おねしょしてもいいよ!」
って開き直って、毎晩熟睡させたら、偶然か、たまたまうちの子が成長する時期だったのか、それまで毎日おねしょ(しかも2回)だったのが「出ない日」がぽつぽつ出現し始めました(o^-‘)b
おねしょの記録をつける「夜尿経過表」も本の中で説明されているのですが、
起こさず! あせらず! おこらず!
と、表にでっかく書かれていて笑えました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ぜひ一度読んでみてくださいね。
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新 おねしょ革命~おねしょがぜったい治る本~
田村 京子/著、田村 節子/著、田村 和喜/監修
マンガ形式で、活字が苦手!な人にもとっつきやすい本です。
おねしょくんな7歳の男の子と、「おねしょは自分の育て方のせい?」と心に大きな負担をかかえたお母さんが、おねしょを一緒に克服していくお話。
カウンセラーの先生も出てきて、男の子やお母さんの話をじっくり聞いてくれます。
それぞれの気持ちを受け止めて、「大丈夫ですよo(^-^)o」って言ってくれるんです。
その一言が欲しい時ってありますよね(´∀`)
そう、店長も途中で「まずい・・・」と思った。
おねしょのことで叱りすぎると、親子関係ぎすぎすしちゃう。
夜中に起こして、こっちも眠くて仕事で疲れてて。
なかなか起きてくれなくて、廊下に立ったまま失敗しちゃったり。
あの時は子どものおしりをたたいて、我ながらオニの様に怒った・・・( ̄_ ̄ i)
子どものおびえた顔がまだ脳裏に焼きついてます。。。ごめんよぅ(>_<)
あとでもっかい謝っとこ。
失敗して叱られることが日常的になってしまうと、「ぼくってダメな子なんだ・・・」と自己評価が下がってしまう。何をするにも自信が持てない子になっちゃう。
できなかったときに叱るんじゃなくて、できたときにうんとほめてあげる。
わかっちゃいるけど難しい(TωT)
でも、叱るよりほめるほうが親も子も気持ちよく過ごせるもんね。
子どもはお薬飲んだり水分制限頑張って、親は「怒らずほめる」ことに集中しましょうか。
このお話の中にはおねしょの精が出てきたり、みんなで協力しておねしょボスをやっつけたり合宿だって乗り切っちゃいます!
専門用語満載の本もいいけどやっぱりこういう本も必要ですよね!!
敷居は低く中身は充実した、よい本だと思います。
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『子どものおしっこ~夜尿症への道しるべ~』
岩間 正文/著
タイトル通り、子どものおしっこに関するあれこれについて書かれてます。
健康状態のメッセージであるおしっこの大切さ、それを調べることで発見できる病気(腎臓の病気だけじゃないんですね・・・)、トイレトレーニングなどについての文章が半分くらい。
言葉で自分の症状をうまく表せない子どもにとって、おしっこは大事なシグナルなのです
そして後半は、夜尿症に関して。
患者さんとのやりとりがQ&A方式で分かりやすく「実況中継」されてます。
えー、この本、淡々と書いておられるのですがどことなくユーモアがあって、まるでエッセイを読んでいるような気になります(・∀・)
(いや、もちろん中身も充実しているのですが)
例えばこんなところ。
「お子さんは育つ道筋の途中です。妙にいじらないほうが得策でしょう。個別性に富む過程です。わが子を信頼して、もう少し待っては如何ですか。
焦燥を募らせても、余計な憂さです。生涯連れ歩く病でなく、いずれは自然に治ります。気長に見守りなさい。女子大生の二人組歌手あみんのかつてのヒット曲、「待つわ」の心境です。周囲のおおらかさが好影響を及ぼします。」
・・・「待つわ」って(2004年初版の本です)(^▽^;) ・・・わかっちゃいますけどさ。歌えますけどさヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
イラストも無く文章と写真だけですが、妙に好きな本です。
こんな先生が(おねしょだけでなく全般の)かかり付けのお医者さんだったら頼もしいかも(^~^)
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『夜尿症-その正しい理解のために』
赤司 俊二/著
新都心こどもクリニックの先生です。
夜尿(おねしょ)は、その子の性格や親の育て方とは関係ないと、教えてくれます(^^)
「夜尿は、精神的なことやお母さんの育て方が原因で起きるのではありません。
(省略)、病気が原因で起きるほんの少しのケースをのぞき、ほとんどの夜尿は、尿を作ったり膀胱に貯めたりする体の機能の発達が、多少遅れていることが原因で起こります。」
「小学校に上がった時点で、夜尿をしているこどもが100人いたとすると、毎年100人から15人は自立していき、6年間で80%~90%は自立します。100人のうち、約10%だけが6年生でも残っている、という調査があります。」
これを読むと、少しでも成長のきざしがあるのなら気長に待ってみるか、という気になりますね。
(夜の水分やのどが乾くお菓子類は控えるということ前提ですが^^
ただ、頻繁におねしょがあって親も子も精神的に苦しいとき、少しでも早くおねしょを卒業したいときはこの先生のように専門にされてる方を訪ねるのがいいかもしれません!
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『おじぞうさん』
田島 征三/著
おうめばあさん、
おじぞうさんに がんかけた。
まごのじろっぺのねしょんべん、
なおりますように。
おそなえに、
たいふくもち 3つ。
だいふくもちがあまりにおいしそうなのでよだれをたらしたおじぞうさま。
そのよだれで犬がすべって、それを見たおしょうさんが大笑いしてたら池におっこちて、池からどじょうが飛び出して・・・
風がふけば桶屋が儲かる的に、おねしょの願かけからページをめくるごとに「えぇっ!?Σ(・ω・ノ)ノ」な展開。
次はどうなる!?とページをめくる手が止まりません。
最後はじろっぺ、なんと「うしのしょんべんひっかぶって」おねしょが治っちゃいます(;´▽`A“
30年くらい前に出版された本です。
今も昔も、おねしょはできるなら早く卒業してもらいたい親(ばあちゃん)心なのでした(-^□^-)